2012.01.01
新年を迎え、今年を想う。
明けましておめでとうございます。
旧年は長引くデフレと3月11日に起こった東日本大震災に日本中が耐え忍んだ年でした。
今年こそはいい年になりますよう心から祈ります。
さて、今年は、国政にとっては分岐点になる年になると思います。
すなわち、①TPPに加盟するのか、否か。②このデフレの最中に消費税の増税をやるのか、否か。
私はどちらも反対の立場です。TPPについては、これまでの日記のとおりです。また、消費税はデフレ期にやればさらなるデフレの加速と歳入減を招くだけです。それは、かつての橋本政権が実証済みです。3%から5%に値上げして結果、消費が冷え込み、翌年の歳入は所得税や法人税が大幅に落ち込み、消費税の値上げ分を含めてもトータルの国の歳入は前年に比べ減収してしまいました。
民主党も賛否両論。自民党も賛否両論の現状。
今年結論を求められ、かつ、今後の日本経済の行方を左右するこの2件の重大問題は、大きな政界再編の要因になるかもしれません。また、そうなるべきだと思います。
民主党はいつまでも思いつき政治をやってたらダメ。
自民党もいつまでも野党根性で民主党のマニフェスト違反にこだわって自分たちの対案なりビジョンを示さなければ政権復帰は不可能です。
橋下大阪市長の維新ブームも雰囲気やイメージ頼みではさきの小泉ブームや民主党の政権交代ブームと同じ結末でしょう。
小手先でない本物の政治家たちによるデフレ脱却・成長戦略を期待します。
また、豊橋市にとって、今年は秋に市長選挙があります。
現職、佐原光一市長の4年間が市民に評価されます。
もちろん2期目を目指して再出馬されることと思います。
また、杉田元司前代議士が対抗馬として声を上げられました。
4年前と同様、保守系を2分する激戦が予想されます。
しかし前回と違うのは、保守系の2氏がチャレンジャーとして革新系現職に挑む構図から、保守系の現職に保守系のチャレンジャーが挑む構図に変わったことです。
佐原市長ははこの4年を自らどう評価した上で、さらにどんなことをやりたいのか。
杉田氏は現職との違いを明確にした責任ある独自のビジョンを語るのか。
これらが有権者の判定のポイントになるでしょう。
私もそれぞれの主張を聞いた上で、大切な1票を決めたいと思います。
私の今年の抱負は、あいつは??党(グループ)だから、わたしは○○党(グループ)だからという、しがらみや先入観(固定観念)による半ば思考停止の判断ではなく、いつも本質を見極めた上で、いつも自分の中で理論建てて判断することです。