2019.08.20
私が自由民主党に所属している理由
私は20歳で当時衆議院議員だった浅野勝人先生の書生になったころから自民党員です。
今後も変わることはありません。
フェイスブックやツイッターなどをやっていると全く面識のない方からも様々な質問などが寄せられますが、私はできる限り答えようと思っています。
その応答の中で、自分の考えが改めて整理され私にとってもメリットがあるからです。
そんな質問応答の中で、「私がなぜ自民党なのか?」についてのやり取りがありますので紹介します。
令和元年8月10日、フェイスブックより
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Aさん@
自民党は大嫌いです。
中村@
好き嫌いの感情は誰にも妨げることのできない精神の自由です。
Aさん@
自民党が掲げる改憲草案を子持ちの親が読んでどう思うのか?特に自民党員さんにはしっかり意見表明していただきたいです。
中村@
自民党のホームページに挙げられている草案は谷垣総裁時代に作られたもので、それをたたき台に安倍総理や石破さんなどは独自の改憲私案(理論)を掲げて総裁選を戦いました。
確かに自民党HPに挙げられている改憲案は身内から見ても酷いですから。
ですから、自民党のHP上の草案が自民党の中でも今後さらに修正され、国会で憲法調査会で改憲に向けた本格的な議論が始まれば、更に様々な修正がなされると思います。
自民党の中でさえ、あの草案には物が言える状態ですから、私も憲法について、私案を自分のHP内「随時所感」の中に挙げさせていただいてます。
よかったらご照覧下さい。
憲法については、改憲の是非を問わず、議論することが大事だと思います。
そのような議論の際は、好きだ嫌いだ、どう思うのか?という感情ではなく、どこがどう問題か、必要か?という具体論でなければ議論は深まりません。
私はそういうセンスで子持ちの親として、我が子に恥ずかしくない大人でありたいと思っています。
Aさん@
中村さんのようにしっかりとご自身の意見を持たれた議員さんがなぜ自党のすることに大きな疑問を持ちながらも自民党で居続けるのか?
その自民党員さんのセンスの真髄をずっと疑問に思っていました。
疑問に思っても天秤にかけた際にその場にい続ける魅力があるからこそなのかな?なんて思っています。
その魅力が私には全くわからないので。
自民党でい続ける議員さんに聞いて回ります。
ご意見ありがとうございます。
中村@
なぜ自民党か?
正に良くも悪くも自民党が戦後政治の政権担当をしてきて、その路線は今後も大筋ではかわらないと思っているからです。
村山総理がそれを証明しました。
自衛隊は違憲だと言い続けてきたのに総理になった途端に合憲表明しました。
これまでも、これからもマイルドに現状の不合理を是正しながら進めて行く穏健な保守政治が続くはずですし、また、そうあるべきだと思います。
今の政治に不満があればそれは政権党である自民党の責任です。ですから意見の違うものがあれば私は自民党の中から変える必要があると考えます。
どう変えるか?
党内の多数派になることです。
自民党は総裁選挙を定期的にしています。党内の多数派を形成し得る担保です。
例えば共産党などは委員長選挙をしてるのか聞いたことがありません。
そういう政党であれば、気に入らなければ離党するしかありません。
自民党は色々な意見を持った党員がいます。だから派閥があります。
憲法への考え方も様々です。その人たちが議論して最後に多数決で決める。
その党の意思を所属議員が議会で採決する。
その様子を見て国民が選挙で自民党議員を当選させたり、落選させたりする。
これこそ、代議制民主主義の姿だと思います。
そのためには党内で我慢することもありましょうし、仲間とのコミュニケーションは必須です。
気に入らないから離党したところで結局かわりません。
一人だけで正論を吐いてみても自分一人の気持ちは満足できるかもしれませんが、なにもかわりません。
これが私が自民党に所属し続ける自民党の魅力です。
Aさんに自民党を勧めているわけではありません。
思うままにならなくとも天秤にかけて必要と思う魅力について、単に私の考え方を述べさせていただきました。
Aさん@
なるほど。詳細をありがとうございます。中村さんが自民党員でい続ける理由が私の中ですごくすごく腑に落ちました。
ただ私は今の現状はマイルドに変えていくのでは追いつかないほど窮地だと感じています。。。
議員の結婚やら不倫やら
正直一般市民にはどうでも良いニュースに大切なことがかき消され続ける日本に危機しか感じません。
そんな中でいまの総理をトップにし続ける自民党員の腹の中がどうしてもわからなかったのです。
大筋で変わらないと読めるような結果がはじめから証明されるような選挙はおかしいと思うし、安倍晋太郎が大株主の会社を選挙にからませるのはフェアでないと感じています。
でも今回中村さんの意見を伺えた事で新たな視点から考えるきっかけをいただきました。
中村さん自身も色々な格闘があるのがわかりました。
今後ともしっかり見据えさせていただきます!
ありがとうございます。
以上。