2020.04.14
新型コロナ危機を乗り切るための正しい知識~愛知県における医療崩壊とは~
本日、13時からの自民党愛知県議員団総会に出席した。
新型コロナ対策の現状について当局から説明を受けた後、質疑応答。
その中の先輩県議の質疑から感じたこと。
愛知県内に新型コロナウイルス感染症対策に利用可能な(他の疾病等に必要な台数を除く)ECMO(体外式膜型人工肺)は38台、人工呼吸器は460台、合計498台あるとのこと。当然、今後の人工呼吸器のさらなる確保も必要。そのため医療機関が人工呼吸器導入に際しての国の助成制度もできた。
新型コロナウイルス感染症は20%が重症化、さらに人工呼吸器が必要な呼吸困難に陥るケースは5%と言われている。
計算すると、498台ということは、9960人の陽性患者(累計数ではなくてその時点での実数)まで対応できることになる。
逆に陽性患者がそれ以上になった場合、必要な患者に人工呼吸器を当てがえない状態=医療崩壊の状態と言える。
昨夜11時の時点での愛知県の累計陽性患者は333人(県民初感染発表の2月14日から昨日までの累計)うち、死者24人、退院者等105人を除く、現時点での陽性患者は204人。
9960人まで、まだまだ大丈夫という意味ではない。
血の滲む自粛・自粛の努力で204人に抑えられていると言える。
PCR検査について、愛知県は累計6722人の検査で累計333人の陽性。
東京都、7478件検査で2158人陽性。
大阪府、7453件検査で835人の陽性。
神奈川県、6118件検査で559人の陽性。
ただ闇雲に煽りたてるTVの医療崩壊という言葉のみに怖れるのではなく、医療崩壊とはどういうことかを知った上で自分は今どう行動するかが大事と改めて感じた。